情熱を取り戻す

先日、2012年度も年度末に近づく中、まだ期は締まってはいないが、
創業から2年弱、これまでの成果をまとめる作業をしていた。

2011年10月から本格的に売上が発生しはじめてから、2012年10月まで1年間、
売上・利益ともに順調に増加。
ただ、2012年11月以降、売上・利益ともにゆるやかに減少していっている。。

起業したばかりのときは、「世界を驚かせるユニークなインターネット企業になる!」と躍起になっていたが、
自信がなかったのか、思い描いたアイデアを実行できず、以下の結論になった。

「会社を経営したことがなかった自分にとって、最初の2年はキャッシュを作る時期だ。とにかく利益の増加に努めよう」

起業してから1年8ヶ月の間

以前は広告代理店につとめていたので、知識がある広告業が利益を上げる早道だろうと思った。
ガラケーアフィリエイトとPCの広告商品の売上が創業時から堅調に推移し、
Link-Aでは、昨年の夏から秋にかけては提携メディアの数が大幅に増え、売上も一気に伸びた。
特にアダルト分野が伸びた。僕自身アダルト広告には共感ができなかったが、売上が上がるからということで、
どんどんこの分野を拡大していった。

しかし、諸事情(外部要因)によりLink-Aの提携メディアでの広告表示impが激減してしまい、
現在は昨年の前半と同レベルな数字に戻ってしまっている。

思い返せば、起業当初の事業に対する情熱がいつしか薄れていき、「今の収益を何がなんでも守る」という考えに、どんどんなっていったと思う。
起業したばかりのときは、周りからもあまりお褒めの言葉をもらったことがなかったので、
順調に売上は伸びてきて、「少人数で売上を伸ばしていて凄いですね」と褒められたとき、ちょっとほっとしたし、気持よかった。
それが返って、この評価を守ろう→短期的に数字が良くなる事業をしよう→既存事業を引き続きやっていこうという流れを生んだ。

ルーティンが増えていき、いつからか1ヶ月の流れが早くなった。同じような作業が每日続くので、1日1日の記憶が薄い。情熱など冷えきっていた。

直近・転機

そんななか、高校時代の友人とランチをした。
「安田ってさ、将来的に何をしたい?どんな人になりたい?」
普段から頭に刻んでいた回答を返した。
「閉塞感だらけの日本でさ、人がもっともっと希望を持って生きられるようにしたい。自分はリンクエッジを通じて、人に希望を持ってもらい、エキサイティングな世の中を作っていきたい」

話しているときに、気がついてしまった。
「俺が今やっていることが、人に希望を持たせるだろうか?」
「自分自身が情熱を持ってやっていないのに、人に希望をもたせることなんてできないのでは?」

胸も頭も痛かった。
その数日後、メタップス佐藤さんのブログを見て、さらに頭が痛くなった。

ピボットから2年、世界に突っ込んでみて感じたこと:Android (アンドロイド) × グローバル:ITmedia オルタナティブ・ブログ

このブログ、かなりIT界隈で話題になり、多くの人が「刺激を受けた、自分もがんばろう」というコメントをしていた。
僕もこうなりたい、というか起業当初はこうなりたかった。
今の僕にはそれができない。このまま続けていても、できない。

決意

反省してばかりもいられない。今も会社は、事業は回っている。
僕はいろいろ変えなきゃ、変わらなきゃいけないと思った。

やることはシンプルだ。

・今一度「人に希望を持ってもらう会社」という理念を頭に叩き込み、それに合わない事業を徹底的にカットする
・今までの実績、知識に縛られず、ゼロベースで人に希望をもたせる事業を考える
・上記以外で、もっともっと人に希望を持たせ、人に愛される会社になるにはどういう工夫ができるか考える
・僕自身が人の感情と社会の感情についてもっと勉強する

以上である。

3月〜4月に掛けては社内でもう一度、会社のありかたについて話し合い、事業カット等、事業創出など大きな動きをしていく。

2013/03/14 情熱を取り戻す はコメントを受け付けていません。 起業